3.苦しかったこと、悩んだことを通して自分の思いを示す
■プレゼンテーション資料の最後に「まとめ」の項目を設け、自分の思いを記載する
研究を成功に導く課題に向き合う中で、想定外の様々な問題に直面するかと思います。
・先行研究が少ない:新規性が高い独自のテーマのため行き詰まり方策が見つからない
・実験データの信頼性不足:データの再現性が無く実験結果が収束しない
・研究費用の増加:実験の精度を上げるためには新たな装置が必要となる
・研究期間の増加:実験結果を出すため長時間の手作業が求められる
当初想定した課題を見直すことも考えなければならない事態になるかもしれません。
その様な状況の中、自分はどう取組んだのかを示すことも極めて大切です。
企業の中で働いていると、想定外の問題が必ず発生します。
面接官が次に知りたいのは、「問題が発生した時、この人はどの様に取組むのか?」です。
困難な問題に対して、怯むことなく堂々と立ち向かった姿勢、ご自身の思いや取組みを是非示しましょう。
■希望職種を示す場合
自分の考え方、取り組み姿勢や学びを示すことは、自分が希望する職種職種の適性や能力を有していることを示すことに繋がります。
(例)職種毎に求められる適性や能力
・研究開発:
市場の理解、専門知識と技術力、創造性、課題解決力、プロジェクトの管理能力
・製品開発:
市場やお客様ニーズの理解、最先端の技術の理解、お客様への提案力、開発リーダーとして全部門に働きかける力
・生産技術:
もの作りにおけるQCD(品質、コスト、納期)に対する意識
・品質:
品質を確保するための基準作り、仕組み作りやルール作り、問題発生の中でお客様と信頼関係を構築する力